2025.09.29 NEW
9月29日 放映
奈良の柿

- 品目
柿
- 団体名
JAならけん 五條柿部会
商品名と品種名
たねなし柿 / 刀根早生柿(とねわせかき)
産地について
長い歴史と新しい技術に支えられ、多くの若い生産者が意欲的に柿づくりに取り組んでいます。
生産を始めたきっかけ・歴史
五條吉野地域の紀ノ川沿いは、柿作りに適した気象条件であり、大正時代の寒波によりミカンから改植されたのが始まりです。柿は「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」と詠まれるなど、奈良にとっては非常になじみの深い果物であります。現在の様な本格的な栽培は、甘柿である富有柿が五條市に導入されたのが始まりとされ、1930年頃に渋柿栽培が始まり今日の様な渋柿・甘柿の両品種の栽培が確立されました。
生産方法の特色味の特色
奈良県南部の中山間地域の傾斜地を利用した露地柿栽培です。味の特徴としましては、甘味がとても強く、果汁もたっぷりでジューシーで柿本来の味わいを楽しめる品種であり、果肉は柔らかすぎず硬すぎず丁度良い食感を楽しむことができます。
今年のでき具合
5月中旬以降の気温が平年よりも高く推移し雨が少ない日が続きましたが、作柄状況は平年並みを維持しています。
今後、気温が低く推移していけば、甘くて美味しい柿が仕上がっていきます。安心安全について
部会の取り組みとしては、農薬の資材リスト及び防除暦を基にした農薬散布の指導を実施。生産者全員に、いつ・どの農薬・何倍で希釈し散布したかといった記録を残すように、生産履歴記帳を義務付けしております。また出荷前の残留農薬検査を実施し安全であることの証明を得ております。
産地の気候や環境
五條市の柿は標高100m~400mの傾斜地で栽培しております。年間の平均気温が14~15℃であり、また、昼夜の寒暖差があり、柿作りに非常に適した産地です。
生産する際のこだわり・心がけ
消費者に美味しい柿をお届けできるように、冬場の剪定により枝数を整理し、玉太りが良くなるように育てる実の数を絞り込む春以降の作業である摘蕾・摘果作業を行い、大玉生産に取り組んでいます。
また、柿部会・奈良県・JAと一緒に各農家の園地を訪問し、適正な着果数に仕上げているかチェックする体制をとっています。栄養と効能
昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われている程、柿は栄養豊富な果物の1つです。ビタミンCが豊富で他の果物には少ないビタミンAが多く含まれておりビタミンの供給源として優れた果物です。風邪の予防と二日酔いにも効果があると言われており、お酒を飲む人には最適な果物です。
良い物の見分け方
全体的に色ムラがなく、皮にハリと艶があるもの。ヘタの色が緑色で実にしっかりと貼り付いているもの。色づきが良く大きめでずっしりと重たい柿の方が美味しいです。
購入後の保存方法
常温で保存して下さい。
産地のホームページ
情報提供/出演者
JAならけん