2025.04.14 NEW
4月14日 放映
赤土じゃがいも

- 品目
新じゃがいも
- 団体名
エグチベジフル株式会社
商品名と品種名
赤土じゃがいも「がじゃまるくん」/ にしゆたか
産地について
長島町は、九州西海岸の鹿児島最北端に位置し、海や山に囲まれた温暖な島です。昭和60年代よりじゃがいもの栽培が始まり、30数年の時を経て、鹿児島でも有数の生産量を誇る一大産地となっています。エグチベジフルの年間生産量は15000トン、作付け面積は520ヘクタールとなります。
生産を始めたきっかけ・歴史
今から40年以上前、昭和49年(1974年)に黒之瀬戸大橋ができる前は、長島と九州本土との行き来はフェリーを使う他なかった。重量のあるものを運ぶことは難しく、その当時長島の主要農産物は、そら豆等の豆類で、島の外で売っていた。そのような時代背景の中、エグチベジフル現社長の江口輝文はじゃがいもに目をつける。長島の土質は長崎の土と似ているため、段々畑を生かしてじゃがいも栽培ができるのではないかと思い立ち、長島に種を持ち込んだ。
生産方法の特色味の特色
年平均気温が18.6度と温暖な気候であることや、冬でも暖かさを保つ石の特性を活かした「石垣段々畑」が揃っているため、美味しいじゃがいもを作る環境に恵まれています。島独特の粘土質赤土土壌はミネラルや鉄分を多く含んだ、味わい深いじゃがいもを生産できます。収穫は年に2回、1月~2月(早春バレイショ)と3月中旬~6月初め(春バレイショ)に行われ、収穫後は貯蔵することなく消費地へ直送しますので、瑞々しく掘れたて新鮮なじゃがいもを楽しめます。煮物やシチューにしても煮崩れしにくく、皮がとても薄いので皮をむかずに丸ごと食べることができます。
今年のでき具合
2月8日の積雪の影響で、葉がダメージを受けた為、出荷が例年より若干遅れる見込み。春バレイショは、4月中旬~5月にかけて収穫のピークになる予定です。雪の被害を受けた圃場は、多少減収の見込みです。
安心安全について
シーズンオフの夏にひまわりを栽培することで、病気や虫害被害に負けない強い「土づくり」を実現。更に、有機入り肥料や米ぬかなどを使用することで減農薬にも繋がり、安心安全なじゃがいもをご提供できます。それに加え、農業生産法人がじゃまるくん農園ではGLOBALG.A.P認証を取得しており、いつ誰がどこでどのように作ったか、トレーサビリティの取れた栽培管理で産地のモデル型農場を確立しております。
産地の気候や環境
年間通して温暖な気候ではありますが、近年、積雪や寒波の影響が大きく、稀に関東よりも冷え込むことあります。
8月~9月は台風や大雨が多く、定植時期と重なると甚大な被害を受ける場合があります。生産する際のこだわり・心がけ
「声かけ農法」 農作物も生き物です。人間や動物と同様に、生命を宿しています。
畑へ毎日通い、じゃがいもに声をかけ、目をかけ、手をかけ、愛情をかけるほど、じゃがいもの生育も大きく変化します!!栄養と効能
鉄分、カリウム、ビタミンを含んでいます。特に鉄分は、赤土がもつ成分の影響で、他産地より多く含まれていることが分析結果として出ています。また、カリウムの摂取は、夏バテ防止になります。
良い物の見分け方
表面がなめらかで、傷やしわがなく、しっかりとしたかたさ・重量があるものが良いです。
特に新じゃがいもの場合は、表面の皮が薄く、指ではがれそうなくらいの物ほど、新鮮な証拠です!
緑色に変色しつつあるもの、芽が出ているものは選ばないようにして下さい購入後の保存方法
光の当たらない風通しの良いところ。通気性のよいかごやミニコンテナに入れて新聞紙をかぶせる。室温が15度以上になる場合は、新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室へ。
産地のホームページ
エグチベジフル 公式ホームページ
https://eguchivegefuru.com/情報提供/出演者
エグチベジフル 江口さん