2024.04.30
4月30日 放映
こだま西瓜 JA北つくば
- 品目
こだま西瓜
- 団体名
JA北つくば
商品名と品種名
こだま西瓜とは
こだま西瓜はスイカの小さいものではなく、冷蔵庫に入る大きさを目的に品種改良された品種です。皮が薄く,しゃりしゃりとした食感で,大玉西瓜に比べて糖度(1~2度)が高く,皮の際まで甘いのが特長です。産地について
JA北つくば管内のうち,筑西市と桜川市でこだま西瓜の生産が行われている。
令和5年度の生産量(出荷数量)は約41万ケースであり,全国有数の産地であります。生産を始めたきっかけ・歴史
JA北つくばこだま西瓜部会概要
(1)部会員数 142名 (筑西市86名・桜川市56名)
(2)作付面積 約61ha (筑西市34ha・桜川市27ha)
販売状況
(1)出 荷 先:市場10か所(東京青果株式会社・東京新宿ベジフル株式会社等),
GPS(茨城パルシステム生協等)
全国農協食品株式会社(ゆうパック・カード会社等)
直売所(ファーマーズマーケットきらいち筑西店等)
(2)販売実績:約41万ケース,約11億6千万円(令和5年度)生産方法の特色味の特色
生産状況
こだま西瓜の本格的な出荷は、5月ゴールデンウィーク後からとなり,その後は徐々に増加し、5月下旬から6月に出荷最盛期となる見込み。
(1)生産体系(パイプハウスによる無加温栽培)
こだま西瓜 ⇒播種(11~12月)→接木(11~翌1月)→定植(12~翌2月)→交配(2~3月)→収穫・出荷(3~7月)
黒こだま西瓜⇒播種(3~4月)→接木(4~5月)→定植(4~5月)→交配(5~7月)→収穫・出荷(7~8月)
(2)大 き さ:1.5~2kg(5,6玉による8kg/箱での出荷)中心
(3)糖 度:12~14度
(4)品種構成:スウィートキッズ(81.8%),ピノ・ガール(9.0%),
(6.1%),ひとりじめ7(1.8%),(1.3%)生産する際のこだわり・心がけ
部会の主な取組
こだま西瓜は大玉西瓜の小さいものではなく、冷蔵庫の普及に伴い、冷蔵庫に入る大きさを目的に品種改良されて生まれた、特別の品種で皮が薄く,しゃりしゃりとした食感で,大玉西瓜に比べて糖度(1~2度)が高く,皮の際まで甘い。
「紅の誘惑」及び「誘惑のひとみ」は,生産者の各ほ場において,出荷前にJA担当者が
試し割りを行い,食味・糖度・食感・圃場の状態等を確認し,基準に合格したこだま西瓜。
昭和20年代には露地による大玉西瓜の栽培が盛んに行われていたが、昭和32年にこだま西瓜の試作導入し、昭和35年農業用ビニールの普及に伴い、「新幹線こだま」にちなんだ新品種、黄こだまでのトンネル型栽培が導入された。また、核家族化が叫ばれ始め消費者のニーズにあった「西瓜」として市場より好評を得る。
昭和44年にはパイプハウス型栽培が全農家へ普及し「こだま西瓜」の骨格が出来上がる。
産地情報の取引市場へのきめ細やかな提供や,栽培品種の変更等により販売単価、近年は高値で販売されている。
全ほ場の土壌診断を行い,土壌の健全化を図るとともに,化学肥料や農薬の使用をできるだけ控え,環境に優しい農業に取り組んでいる。
こだま西瓜の前後にトマトやレタス等の品目を導入することで,連作障害を回避するとともに,作型を分散して労働力の平準化を図っている。
二十四節気の立夏を「こだますいかの日」として制定し、平成29年2月13日に一般社団法人日本記念日協会に正式登録した。※令和6年は5月5日(日)
平成28年産より,高島屋のギフトカタログにJA北つくばの黒こだま西瓜が掲載され,
約600玉を販売している。
第48回日本農業賞(集団組織の部)特別賞 受賞(平成31年3月9日)
産地維持の為、令和3年に青年部を発足し、後継者の確保・育成を行っている。産地のホームページ
JA北つくばの公式ページ
https://www.ja-kitatsukuba.or.jp/情報提供/出演者
JA北つくばこだま西瓜部会
柳田 武さん
白田 昌弘さん