2024.09.23
9月23日 放映
JAならけん 柿
- 品目
柿
- 団体名
JAならけん
商品名と品種名
たねなし柿/刀根早生・平核無
産地について
長い歴史と新しい技術に支えられ、多くの若い果樹農家の担い手が意欲的に柿づくりに取組んでいます。
生産を始めたきっかけ・歴史
五條吉野地域の紀ノ川沿いは柿作りに適した気象条件であり、大正時代の寒波によりミカンから改植されたのが始まりです。柿は「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」と詠まれるなど、奈良には非常になじみの深い果物です。現在のような本格的な栽培は、甘柿の「富有」が五條市に導入されたのが始まりとされ、1930年頃に渋柿栽培が始まり今日の「甘・渋」両栽培が確立され国営農地526haの樹園地で栽培しています。
生産方法の特色味の特色
中山間地域の傾斜地を利用した露地裁培です。味の特色として、甘味がとても強く、果汁もたっぷりと含まれており、柿本来の味わいを楽しめる品種で果肉は柔らか過ぎず硬過ぎず丁度良い食感を堪能する事が出来ます。
今年のでき具合
4月以降平年に比べ気温が高めに推移し雨も多かったことにより肥大が順調にすすんでおり食味も良好でおいしい柿に仕上がっています。
安心安全について
部会を挙げての取組みと致しまして、出荷前の残留農薬検査や生産履歴記帳を義務付けしております。
産地の気候や環境
五條市の柿は標高100m~400mの傾斜地で栽培されております。年間平均気温は14~15度で収穫期の昼夜の温度差が適度にあり、柿を育てるのに大変適した地域です。
生産する際のこだわり・心がけ
消費者に美味しい柿をお届けできるように、剪定から枝数を整理し、育てる実の数を減らしていく摘蕾、摘果作業をおこない大玉生産に取組んでおります。
栄養と効能
「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるように、カロチン・ビタミンCなど、風邪の予防に役立つ栄養素が入っており、特にビタミンCが多く、抗酸化作用のあるベータカロチンも豊富な果物として知られています。さらに二日酔いの予防にも効果があります。
良い物の見分け方
全体に色ムラがなく、皮にハリとツヤがあるもの。そしてヘタが緑色で、実にしっかりと貼り付いているもの。色づきがよく、大きめでずっしりと重たい物の方が美味しいです。
産地のホームページ
JAならけん公式ページ
https://www.ja-naraken.or.jp/情報提供/出演者
JAならけん 五條柿部会(五條市統合選果場)
JAならけん 藤田 竜清さん
五條柿部会員さん