7月の旬菜情報
放送日 | 品目 | 団体名 | 更新 |
7/1 | キャベツ | 嬬恋村農業協同組合 |
更新済 |
7/8 | 苦瓜 | JA茨城むつみ 三和地区野菜生産部会 |
更済済 |
7/16 | もも | 笛吹農業協同組合 |
更新済 |
7/22 | トマト.なす | 夢みなみ農業協同組合 | 更新済 |
7/29 | レタス | 全農長野農業協同組合 |
更新済 |
7/29放映 全農長野農業協同組合 未定
商品名と品種名 |
レタス |
産地について |
長野県産 |
生産を始めたきっかけ・歴史 |
・八ヶ岳高原一帯は、明治~昭和時代中期まで日本のほかの農村と同じように稲作が主に、働く馬の産地でもありました。夏でも気温が高くならないのでお米を作るにもとても苦労しました。農家の人達は「土地にあった生産性の上がる作物はないか」といつも研究をし、すずしい土地にあったものとして、野菜は白菜、大根、こんにゃくなどが作られました。・昭和10年(1935年)に鉄道(小海線)が通り、それらの作物や商品を遠くの町にも出荷されるようになりました。それが昭和35年(1960年)ごろからレタス・キャベツなど高原野菜が新たに導入され、今もますます盛んに高原野菜が作られ続けています。 |
生産方法の特色味の特色 |
「太陽に一番近い野菜たち」は、年間平均気温8度前後の冷涼な内陸性気候を利用し栽培され「みずみずしさ」と「おいしさ」にあふれています。 |
今年のでき具合 |
適度な降雨、気温高で推移しており生育順調。 |
安心安全について |
・防除日誌の記録:生産される野菜ごと防除基準が設置し、その基準に基づき生産者への指導をしている。・外部検査機関による残留農薬検査 |
産地の気候や環境 |
信州の冷涼な気候を生かして栽培。 |
生産する際のこだわり・心がけ |
収穫は早朝より行い、鮮度を保つ冷蔵庫、保冷庫で品質を保ちながらその日のうちに消費者に出荷される。 |
栄養と効能 |
カリウム・葉酸が含まれている。ナトリウムを排出させる働きのあるカリウムにより高血圧予防に効果が期待できます。 |
良い物の見分け方 |
芯の切り口が白く、葉がみずみずしく、ツヤとハリのあるもの。 |
購入後の保存方法 |
玉保存:ラップできっちり包み、芯の部分を下にして冷蔵庫の野菜室で保存する。半分、1/4保存:カットされた断面を濡らしたキッチンペーパーを包み、全体をラップで覆い冷蔵庫の野菜室で保存する。 |
産地のホームページ |
全国農業協同組合連合会 長野県本部の公式ページ https://www.nn/zennoh.or.jp |
情報提供/出演者 |
全国農業協同組合連合会 長野県本部 長谷部 雄一さん 原 晃二郎さん |
7/22放映 夢みなみ農業協同組合 トマト.ナス
商品名と品種名 |
夏野菜(トマト・ナス) |
産地について |
JA夢みなみは福島県の南部に位置し、みちのく東北の玄関口にあたります。首都圏からも車で2時間ほどといった立地にも恵まれています。 |
生産を始めたきっかけ・歴史 |
夏野菜の代表であるトマト・ナスは昼夜の温度差や恵まれた水のおかげで古くから産地として定着しています。 |
生産方法の特色味の特色 |
夏野菜主力品種のトマトは、ハウス栽培で酸味と甘みのバランスの取れた腰高の品種を選定しています。ナスは、ハウス栽培と露地栽培とで栽培しており、品種はくろべえという品種を栽培しています。ほんのり甘みもある美味しいナスなので、焼きナスや揚げナスで食べるのがおすすめです。 |
今年のでき具合 |
トマトについては、6月上旬から収穫となっており、6月の下旬~気温が高い日が続きましたが昼夜の温度差もあったのと生産者の適正管理のおかげで順調に生育しております。 |
安心安全について |
栽培圃場は土壌分析を実施し、適正な施肥を心掛けてます。出荷物についても、定期的に残留農薬検査の実施をしております。 |
産地の気候や環境 |
比較的温暖な気候で、清らかな水と綺麗な空気に育まれた、高原に似た気候環境にあります。 |
生産する際のこだわり・心がけ |
化学肥料や農薬の使用回数を減らし、環境に配慮した栽培と、品質・鮮度にこだわった栽培に取り組んでいます。食べていただく方に喜んでもらえる農作物作りを目指しています。 |
栄養と効能 |
トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用やアンチエイジング効果が期待できます。ナスに含まれる水分は約93%と非常に多いです。栄養素としては、食物繊維・カリウム・葉酸・ポリフェノールがふくまれております。また、低カロリー食材なのでダイエット中の方にもおすすめです。 |
良い物の見分け方 |
野菜類全般的に言えることですが、手に持った時にずっしりと重量感があり、色ツヤの良いものを選ぶと良いと思います。 |
購入後の保存方法 |
野菜は、収穫後も呼吸をしています。適度な温度と湿度が大切ですので、同じ冷蔵庫内でも野菜室があれば野菜室に入れてください。なすは冷やすと色がボケるので、袋のまま常温で保管してください。 |
産地のホームページ |
JA夢みなみの公式ぺージ https://www.ja-yumeminami.or.jp/ |
情報提供/出演者 |
JA夢みなみ 営農部園芸課 しらかわ園芸
仁平 行洋さん
三本松 伸也さん
7/16放映 笛吹農業協同組合 もも
商品名と品種名 |
山梨県産 桃/なつっこ |
産地について |
山梨県は、もも、ぶどう、すももの生産量が日本一で、中でもJAふえふきはトップクラスの産地です。JAふえふきは透過式光センサーを使用し、糖度、形状、着色が選別しされたものを出荷している。また、とうもろこしや茄子などの野菜も盛んに栽培されています。 |
生産を始めたきっかけ・歴史 |
ふえふきは、気象・天候・地質・地形等の面で果実の栽培に向いていることもあり、100年以上前から桃栽培が行なわれている。 |
生産方法の特色味の特色 |
桃は園全体に日が入る木作りに心がけ、果実に日光を良く当て、着色良好で、糖度があがるようにしている。 |
今年のでき具合 |
桃の収穫期は強い日差しと適度な降水量により、糖度・食感・大きさすべて納得のいく仕上がりになっている。 |
安心安全について |
農薬の安全使用の徹底や環境への配慮、さらに農作業の労働安全に努め消費者から信頼される産地づくりに取り組んでいる。 |
産地の気候や環境 |
内陸性による、昼夜の気温較差が大きく、年間降水量が少ない。日照時間が多い。傾斜地に畑が面していることから、圃場の水はけが良い。 |
生産する際のこだわり・心がけ |
桃は、玉張りが良くなるよう、摘果をし木一本の着果量をコントロールしている。食味を重視し、木でしっかり熟したものを出荷するようにしている。 |
栄養と効能 |
桃は、ビタミンC・カリウム・ナイアシンが多く含まれ、疲労回復・腸内環境の改善・老化防止・冷え性改善 |
良い物の見分け方 |
桃は、果実全体に着色が良いもので、色鮮やかなもの。桃の甘い香りが出ているもの。 |
購入後の保存方法 |
桃は、常温で保存し、召し上がる前に1時間程度冷やす。 |
産地のホームページ |
JAふえふきの公式ページ https://www.ja-fuefuki.or.jp |
情報提供/出演者 |
JAふえふき 販売部 古屋 勝弘さん |
7/8放映 JA茨城むつみ三和地区野菜生産部会 苦瓜
商品名と品種名 |
惚ろにがうり/えらぶ |
産地について |
茨城県西端に位置する古河市。後継者を中心に若い生産者が多く、現在29名で栽培している。作付面積は約8ha。京浜市場を中心に年間約400t出荷している。 |
生産を始めたきっかけ・歴史 |
以前は、ほうれん草やメロンが夏場の主流作物の産地だったが、温暖化の影響や連作障害で栽培が難しくなり、17年前から数名の生産者が試験的に栽培を開始した。厳しい出荷要件をクリアしたことにより、平成25年に県の銘柄指定産地に認定され、「惚ろにがうり」と名称を改め、ブランド化に取り組んでいる。 |
生産方法の特色味の特色 |
生産者間の情報共有・栽培技術向上の為、毎月1回圃場巡回・栽培講習会を行っている。基本的な栽培方法のマニュアルを独自で作成しており、新規の生産者も取組みやすい体制をとっている。食べづらい印象のある苦瓜だが、古河市で作る苦瓜は苦みがマイルドで食べやすい「えらぶ」という品種に統一している。 |
今年のでき具合 |
例年通り順調な生育。6月上旬から出荷開始となっており、7月中旬頃から出荷ピークに入ってくる。 |
安心安全について |
毎月栽培履歴の提出を出荷者全員に義務付けている。残留農薬等の安全安心に関する検査も毎年実施している。 |
産地の気候や環境 |
比較的天災の少ない地域。(主に台風)首都60㌔圏内であり、圏央道が開通した事でより鮮度の良い野菜供給が可能となった。 |
生産する際のこだわり・心がけ |
色・形・品質に関して厳しい出荷基準を設けている。「A品は濃い緑でまっすぐな物(指1本も入らない)のみ等」実に光が当たることで濃い緑色になるので不要な葉やツルの除去なで手間を惜しまず良いものを作ることを心掛けている。 |
栄養と効能 |
苦瓜90%が水分の為とても低カロリー。ビタミンCが豊富で風邪予防や美容に効果があり、血圧を下げる成分のカリウムも豊富に含まれている。苦み成分のモモルデシンは胃腸を刺激して食欲をわかせる効果もあり、夏バテ予防に最適な食材。 |
良い物の見分け方 |
全体が濃い緑でずっしりと重いものが良い。苦瓜特有のイボがしっかりとしていてツヤのあるものが新鮮である。曲がりなど形状の違いは味には影響がない。 |
購入後の保存方法 |
縦半分に切った後、中の種と白いワタを取り除く。ラップで包んで冷蔵庫に入れると1週間から10日ほど保存可能。 冷凍庫で保存する場合は薄切りにしてから保存袋にいれて冷凍する。 |
産地のホームページ |
JA茨城むつみの公式ページ https://www.jamutsumi.com |
情報提供/出演者 |
JA茨城むつみ三和地区野菜生産部会 奈桐 優治さん 新井 慶樹さん |
7/1放映 JA嬬恋村農業協同組合 キャベツ
商品名と品種名 |
嬬恋高原キャベツ |
産地について |
嬬恋村は群馬県の西北端に位置し標高700m~1400mの高原地帯に広がる夏秋キャベツの産地である。その夏秋キャベツの生産量は日本一を誇り、北は東北から南は九州・沖縄まで全国に出荷がされている。 |
生産を始めたきっかけ・歴史 |
キャベツは明治末期に試験導入され、昭和初期には関西を中心に共同出荷が始まった。その後、農作業の機械化(大型トラクター・プランター・ブームスプレイヤー等)がされ、更には集荷所・予冷施設の設置や農地造成などによって経営規模を拡大し全国有数のキャベツ産地を形成してきた。 |
生産方法の特色味の特色 |
キャベツ生産農家数は約310戸で、農家数は多少減少傾向にあるが、1戸当たりの耕作面積は逆に拡大傾向となっている。キャベツ作付面積は約2,820ha(埼玉スタジアム約535個分:建築面積52,635㎡として)であり、キャベツ生産農家の1戸当たりの平均作付面積は約7haとなっている。7月~10月の夏秋時期に1日平均2,000t(キャベツ約160万個)以上のキャベツが収穫され全国各地に出荷される。(シーズン合計約190,000t、キャベツ約1億5千万個) |
今年のでき具合 |
今年の定植時期は気温が上がらない日が続きましたが、晴天と適度の降雨に恵まれ、今年も例年通りの出荷を迎えています。 |
安心安全について |
残留農薬検査・放射能物質検査・生産履歴の記帳・農薬適正使用の遵守 |
産地の気候や環境 |
6月から9月の平均気温はキャベツの生育適温(15℃~20℃)の範囲で、夏の適正な雨量と、特に昼夜の温度差が生育に適している。更に嬬恋村は日本の概ね中心に位置しており、全国各地に出荷しやすい物流の好条件がある。 |
生産する際のこだわり・心がけ |
緑肥・有機質資材を投入し土作りを進めるとともに、土壌診断により畑の状態を把握する。また、微量要素資材を投入することでキャベツの養分吸収のバランスを保ち、健康なキャベツを作る。 |
栄養と効能 |
100g当たり ビタミンC34mg ビタミンU3.1mg 水分93.4g ビタミンUとは、胃粘膜の保護作用を持つと言われています。 ※この測定値(平均)はJA嬬恋村管内で生産されたキャベツを平成18年8月30日に測定した値です。 |
良い物の見分け方 |
切った芯が変色していない物。持った時にしっかりと重みのある物。カットしてある物は葉と葉に隙間が無くしっかり巻いている物。 |
購入後の保存方法 |
芯をくりぬいて湿らせたキッチンペーパーなどを入れて新聞紙でくるむ。ただしキャベツは収穫後も呼吸をし生きているので早めに食べた方がより美味しい。またキャベツは大根と同じアブラナ科で辛味成分が含まれている。切り口が酸素に触れるとキャベツに含まれている物質が辛味成分に代わり、そのまま放置しておくと苦味が強くなってしまうので、特に千切りにした場合はラップなどをかけて酸素を遮断することが大事。 |
公式ホームページ |
JA嬬恋村の公式ページ https://jatsumagoi.jp |
情報提供/出演者 |
JA嬬恋村 小嶋 良樹(JA嬬恋村)さん 天田 真未(あかぎ団)さん |